5割増しの残業代払っても新人より安上がり 厚労省試算 (asahi.com) / yokoyama

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5割増しの残業代を払っても、新たに人を雇うより安上がり――。厚生労働省が、賃金や社会保険料などを含め、企業が人を雇うことでかかる「労働費用」を試算したところ、こんな結果が出た。長時間残業がなくならず、5%近い失業率が改善されない背景が浮き彫りになった。

所定労働時間内に仕事をこなし切れない場合に、(1)新しく人を雇う(2)人を雇わずに割り増しの残業代を払って残業させる、二つの方法について比べた。

 その結果、新人を雇った場合、1人1時間当たりの労働費用は3127円だった。一方で、割増率ゼロで残業させた場合の労働費用は1時間当たり2055円となった。52.2%まで割り増ししても、同額になる。