韓国=男マンセー (koreanavi) / yokoyamen

生まれたあとだからいえるけど、やっぱ男児だよね〜

男児優越主義'は誕生の瞬間から始まる。
分娩室の前の廊下には'コチュ'を待ち望む人達がウロウロしている。そして誕生したばかりの赤ちゃんが看護婦さんに抱かれて(あるいは透明な籠のような物に入って)出てくる。看護婦さんが「男の子ですよ」というと、その赤ちゃんと関係のない人まで集まってきて「将軍だね〜(韓国では男っぽい顔や体格の赤ちゃんを'将軍'と呼ぶ)」、「羨ましいね〜」とか何とか言いながら一同笑顔で赤ちゃんをのぞき込む。その赤ちゃんのお父さんや祖父母はもう自慢げなニコニコ顔。
ところが看護婦さんが「女の子ですよ」と言って赤ちゃんを連れて来ると、どこか白けたムードが漂う。その赤ちゃんの顔をのぞき込む他人は少ない。そしてその赤ちゃんの父親は「最近は女の子の方が良いんだよ」、「健康だったらどっちだって」と言ったりするが顔が少々ひきつって、強がっているという雰囲気が漂う。祖父母の中には誕生したばかりの孫娘の顔も見ないという人もいるという(娘が続いて生まれている家にはこういう祖父母が多い)。
一方、分娩室では、赤ちゃんを取り上げた医者が、男の子の場合は「おめでとうございます。男の子ですよ。」と言い、女の子の場合は「ご苦労様でした。女の子です。」と言うらしい。お腹を痛めた母親は実際のところどちらでも可愛いが、親戚に顔向けできないという思いが先立って、女の子だとがっかりしてしまうようだ。中には泣いてしまう人までいる程だ。